阪神タイガース(2023) 【パワプロ2022 パワナンバー】
成績 3位 85勝53敗5分 勝率.616
岡田阪神1年目。2019年から2022年まで4年間指揮を取った矢野燿大の退任を受け再登板。開幕9連敗という最悪のスタートとなった前年とは対照的に開幕3連勝と幸先の良いスタート。勝ち頭として計算されていた青柳、西が不調の中で3年目の村上、現役ドラフトで入団の大竹が先発としてエース級の活躍。前半から貯金を作った。9連勝を記録した5月終了時点では貯金17と独走モードかと思われたが、6月は8勝14敗と大きく負け越し、一時は首位の座をDeNAに明け渡した。それでも鬼門と言われていた夏場に巻き返しを見せ首位の座を奪い返すと、以降は独走モードに突入。9月14日の対巨人戦(甲子園)において11連勝でリーグ優勝を決めた。
CSファイナルステージは3位DeNAを破り勝ち上がってきた広島を相手に3連勝。満を持してパ・リーグ覇者・オリックスとの関西ダービーに臨む事に。
京セラでの初戦は先発・村上頌樹の好投に加え、球界のエース・山本由伸を打ち崩し完勝も、2戦目は宮城を相手に沈黙。
舞台を甲子園に移した3戦目は追い上げ虚しく1点差で惜敗。続く4、5戦目と終盤に試合を決める劇的な連勝を飾り、日本一に王手。
しかし、再び京セラに舞台を移した6戦目。勢いに乗るタイガースの前に立ちはだかったのは、初戦のリベンジに燃える日本球界最終登板の山本由伸。完投負けを喫し、遂に頂上決戦は3勝3敗のタイに。
迎えた第7戦。阪神先発は今季不振に喘いだ青柳。対するオリックスは2戦目で好投を見せた宮城。青柳の好投に応えた打線は、4回に飛び出したノイジーの先制3ランを皮切りに爆発。最後は岩崎が試合を締め、岡田阪神が1985年以来38年ぶり2度目の日本一に輝いた。
個人タイトル
最優秀防御率 1.75 村上頌樹
最多セーブ 35S 岩崎優
最多安打 164本 中野拓夢
盗塁王 29盗塁 近本光司
最高出塁率 .403 大山悠輔
パワナンバー 23000 50091 00882
主な選手
村上頌樹
衝撃の今季初登板から一気に開花。抜群のコントロールと真っスラを武器に最優秀防御率のタイトルに輝いた。
伊藤将司
コンディション不良により出遅れながらも安定した投球を続け、二桁勝利。安定感のある投球はローテーションに必要不可欠な存在。
大竹耕太郎
現役ドラフトから這い上がり、チーム最多の12勝を挙げた。
加治屋蓮
登板過多からか少し調子を落とす時期もあったもののセットアッパーとして活躍。
石井大智
新球フォークを手に入れ、抜群の安定感を発揮。自己最高の成績を記録した。
島本浩也
育成落ちも経験した左腕だが、支配下復帰2年目で再びブルペンには欠かせない存在に。主に左のワンポイントで起用された。
湯浅京己
シーズンは不振と怪我で思うような数字が残せず。6月以降1軍での登板機会は無かったが、日本シリーズ第4戦と第5戦で登板し、勝利を呼ぶ投球を見せた。
岩崎優
セットアッパーとして開幕を迎えたが、不振の湯浅に代わり6月からクローザーに転向すると、最多セーブのタイトルを初獲得。リーグ優勝、日本一が決定した試合ではいずれも被弾するエンターテイナーぶりも見せた。
坂本誠志郎
梅野の離脱以降ほぼ1人でマスクを被り続け、巧みなリードで投手陣を引っ張った。MVP級の活躍。
大山悠輔
本格的にファーストへコンバートし、全試合4番として出場。リーグ最多の99四球で最高出塁率のタイトルを獲得した。
中野拓夢
ショートからセカンドへとコンバート。初の最多安打のタイトルに輝いた。
佐藤輝明
7月には2軍落ちも経験したが、夏から秋にかけて大爆発。キャリアハイの数字を残した。
木浪聖也
中野のコンバートにより空いたショートのレギュラーの座を奪うと、恐怖の8番打者として打線の大きな鍵を握る存在に。
シェルドン・ノイジー
バースの再来。シーズン中の働きは物足りなかったものの、日本シリーズでは山本、宮城からまさかのホームラン。優秀選手賞をゲットした。
近本光司
死球でのケガがありながら試合に出場。29盗塁を記録して2年連続の盗塁王に輝いた。打率.483で日本シリーズMVPに。
森下翔太
開幕スタメンでデビューも、不振で2軍落ちを経験。再昇格後は主軸として活躍すると、日本シリーズでは歴代新人最多打点となる7打点をマークした。
森下翔太(2023) 【パワプロ2022 パワナンバー】
シェルドン・ノイジー(2023) 【パワプロ2022 パワナンバー】
パワナンバー 13000 12122 42950
シェルドン・ノイジー(1994年12月10日生)
フォッシル・リッジ高等学校-オクラホマ大学-オークランド・アスレチックス (2019)-ロサンゼルス・ドジャース (2021)-オークランド・アスレチックス (2022)-阪神タイガース (2023-)
2023年成績 133試合 .240 9本 56打点 OPS.623
主軸として期待された新外国人。開幕直後こそ好調だったものの、そこから数字は右肩下がり。優勝決定後に若干成績を上げた。12補殺を記録するもUZRは−7.8とお世辞にも守備が上手いとは…。シーズンを通してレフトで起用され続けたが助っ人として期待されていたような数字は残せず、1億8000万という年俸もあり8月時点で退団が決まっていたものの、日本シリーズで日本一を決定づけるホームランを放つ活躍。一転残留の可能性も出てきた。
査定
対エース○…今シーズン11本塁打(ポストシーズン含む)中5本をバウアー、森下、床田、山本、宮城から記録
ダメ押し…リード時 .293 4本塁打
対ストレート○…150km/h超のストレートに対して打率.340 2本塁打
岩崎優(2023) 【パワプロ2022 パワナンバー】
パワナンバー 13500 02162 42885
岩崎優(1991年6月19日生)
静岡県立清水東高等学校-国士舘大学-阪神タイガース (2014-)
2023年成績 60試合 56回 1.77 3勝3敗15HP35S 62奪三振
今季はセットアッパーで開幕を迎えたが、湯浅の不振、怪我により抑えに転向。
特に5,7月は安定した投球を見せセーブ王争いに加わると、マジック1で迎えた9月14日の巨人戦ではヒヤヒヤの投球を披露しながらも胴上げ投手に。自身初となる最多セーブのタイトルに輝いた。
日本シリーズ第7戦でも9回2アウトからマウンドに上がり、被弾したものの再び胴上げ投手に。
査定
シンキングツーシーム…チェンジアップ気味のツーシーム。今季からたまーに投げてる
ノビB…平均球速141.5km/h、直球被打率.170、空振り率9.19% ノビAでも良いかなと思いながら。
力配分…相手打者によって手を抜いて投げている時があるので
村上頌樹(2023) 【パワプロ2022 パワナンバー】
パワナンバー 13200 72142 42871
村上頌樹(1998年6月25日生)
2023年成績 22試合 144.1回 1.75 10勝6敗 137奪三振
ファームではルーキーイヤーから2年連続で複数タイトルを獲得しながらもなかなか出番が無かった。
今季はリリーフとして開幕1軍入りし、4月12日の巨人戦で初先発。あわや完全試合という完璧な投球で一気に名を轟かせると、抜群の制球力と絶妙に変化する"真っスラ"を武器にエース級の大活躍。最優秀防御率(1.75)のタイトルを獲得し、大きな飛躍を遂げるシーズンとなった。
WHIP0.74は2リーグ制以降のNPB歴代最高記録。
日本シリーズでは初戦に7回無失点の好投。
査定
4球種…削れる球種が無かった。まあ成績的にも良いでしょう。
立ち上がり○…オープン戦、公式戦、ポストシーズン含めて今季は初回の失点が0
大山悠輔(2023) 【パワプロ2022 パワナンバー】
パワナンバー 13000 42067 00658
大山悠輔(1994年12月19日生)
つくば秀英高等学校-白鷗大学-阪神タイガース (2017-)
2023年成績 143試合 .288 19本 78打点 OPS.859
今季から本格的にファーストにコンバートされると、固定を明言されていた通りに全試合4番として出場。
リーグ最多の99四球を獲得し、首位打者のDeNA宮﨑を上回って自身初となる打撃部門のタイトル、最高出塁率に輝いた。
ファーストの守備でも高いスクーピング技術で投手、内野手を救った。
日本シリーズでは不調ながらも第4戦でサヨナラ安打を放った。
査定
固め打ち…猛打賞11回
プルヒッター…大山にプルヒッターを付けないなんて論外。パティ抜きのハンバーガーみたいなもん。
走塁B…決して足は速くないが普段から全力疾走を欠かさず、走塁が上手い。
高速チャージ…
/
— DAZN Japan (@DAZN_JPN) 2023年5月31日
あまりにも美しいバックハンドトス
\
源田壮亮のバントは良かった
しかし大山悠輔のフィールディングが完璧でした‼️
⚾プロ野球(2023/5/31)
🆚西武×阪神
📱Live on DAZN#DAZNプロ野球 pic.twitter.com/aBtB5JTc5g
佐藤輝明(2023) 【パワプロ2022 パワナンバー】
パワナンバー 13600 22142 42866
佐藤輝明(1999年3月13日生)
2023年成績 132試合 .263 24本 92打点 OPS.837
シーズン前半はなかなか成績が上がらずに2軍落ちも経験。再昇格後は調子を取り戻し、特に9月には打率.344、7本塁打の好成績をマーク。
あーだこーだ言われながらも最終的には1年目に並ぶ24本塁打、自己最多の92打点(リーグ3位)と総合的に見ればキャリアハイと言える数字を残した。
査定
走力B…C68で走塁Bにするか迷った。まあ見栄え重視。
インコースヒッター、ローボールヒッター…インコースヒッターだけで良いかなと思いましたが、サトテルにローボールヒッターは外せないし…。数字的には逆にハイボールヒッターの方を付けていいぐらい。
木浪聖也(2023) 【パワプロ2022 パワナンバー】
パワナンバー 13700 92017 85917
木浪聖也(1994年6月15日生)
青森山田高等学校-亜細亜大学-Honda-阪神タイガース (2019-)
2023年成績 127試合 .267 1本 41打点 OPS.653
ルーキーイヤーこそショートのレギュラーとしてまずまずの働きを見せたが、2年目以降はなかなか結果が出せず。昨年は自己最小の41試合の出場に留まった。
背水の陣で臨んだ今季は、中野のセカンドコンバートによって空いたショートのレギュラー再奪取に向けて小幡との争いとなったが、開幕スタメンの座は勝ち取れず。それでも回ってきた出番で結果を残し、早々にショートのレギュラーを奪い取った。
以降は"恐怖の8番打者"として上位へと打順を回す役割に。決して派手な成績ではないが、打線の中で木浪の存在は非常に大きかった。
査定
固め打ち…猛打賞11回
ハイボールヒッター…高め打率.373
サヨナラ男…5月3日の中日戦でR.マルティネスから今季唯一の黒星を付ける(自責0)サヨナラタイムリー、10月19日のカープ戦で栗林から日本シリーズ進出に王手をかけるサヨナラタイムリー