阪神タイガース(2022) 【パワプロ2022 パワナンバー】
成績 3位 69勝68敗6分 勝率.504
矢野阪神最終年。21年オフに主軸であったサンズと守護神のスアレスがメジャー移籍によって退団。その穴を埋める新守護神候補として新外国人のケラーや先発候補としてウィルカーソンを補強した。キャンプイン前日に矢野監督の退任発表、開幕直前に青柳、伊藤将のコロナ感染発覚などがあり迎えた開幕戦は前年覇者のヤクルトを相手に7点リードを守りきれず。最後はケラーが打たれまさかの逆転負け。2,3戦目も落とすと悪い流れは止まらず。開幕9連敗を喫する最悪のスタートとなった。3,4月は9勝20敗1分と非常に厳しい数字に終わったが、先発投手が整い始めると徐々に歯車が噛み合い始める。6月は14勝8敗1分、7月は14勝6敗と波に乗り、最大16あった借金を前半戦の最終戦で返済。しかし、8月に再び主力のコロナ感染が発覚すると、8連敗を喫するなど一気に勢いを失い、8,9月と続けて負け越し。それでもなんとか3位でフィニッシュし、球団歴代監督としては初となる4年連続のAクラス入りを果たす。開幕直後には絶望的かと思われたCSへの切符を手に入れた。
CS1stステージは横浜を相手に3試合ともロースコアの接戦となったが、2勝1敗で突破。続くファイナルステージではヤクルトを相手に3連敗と完敗を喫し、矢野阪神の4年間は終わりを迎えた。
個人タイトルとしては近本が30盗塁を記録し2年ぶりとなる盗塁王を獲得。また、セットアッパーとして覚醒した湯浅が42HPで最優秀中継ぎ賞と新人特別賞を受賞。
パワナンバー 23800 90030 52981
主な選手
青柳晃洋
コロナ感染で3週間ほど出遅れながらもエースとしてフル回転。後半戦には若干息切れはあったが最優秀防御率、最多勝、最高勝率のタイトルに輝いた。
伊藤将司
青柳と同様にコロナ感染で出遅れながらも前半戦は安定した投球を続け、後半戦はまた青柳と同様に若干息切れ。それでも両リーグトップの6完投を記録するなど左のエースとして必要不可欠な存在に。
打線との歯車が噛み合わない場面もあって9勝9敗と貯金を作れずに終わったが、防御率2.18は青柳に次ぐリーグ2位。
湯浅京己
プロ4年目にして覚醒。シーズンを通して圧倒的な投球を披露し、42HPをマーク。最優秀中継ぎ賞を受賞した。7月1日の中日戦でマルティネスにホームランを浴びて以来、日本代表での試合も含めてここまで被長打は0。
浜地真澄
リリーフとして一気に開花。自己最多の52試合に登板し、湯浅に次ぐチーム2位の22HP。BB/9は0.95と優れた制球力が光った。
岩崎優
奪三振率7.20、被打率.288とリリーフとしては少し苦しい数字。防御率は1点台ながらも6敗をマークするなど安定した投球とは言えなかった。
梅野隆太郎
守備での貢献は高かったものの、2年続けて打率2割2分台、OPSは昨年を下回る.581と低迷。非常に厳しい数字に終わった。
2022年から捕手と決別し野手へとコンバート。後半戦から調子を上げた事で出場機会を増やし、打数は少ないながらもしぶといバッティングで3割を超える打率をマークした。
糸原健斗
コト起こしとして様々な打順で起用されたが、最後まで調子が上がる事なくプロ入り後最低の成績に終わった。
佐藤輝明
夏場には調子を落としたもののシーズンを通して見れば指標的にはしっかり成長しており、左打者として史上初めて新人から2年連続での20本塁打を記録した。
中野拓夢
主にトップバッターとして積極的な打撃で打線を牽引した。リーグ3位となる21盗塁を記録。
大山悠輔
交流戦の日本ハム戦で放った1試合3発から調子を上げ、3年連続の20本塁打超え。83打点はリーグ2位タイの数字。
近本光司
例年通りのスロースターターで交流戦から徐々に調子を上げた。打率3割には届かなかったものの30盗塁を記録して2年ぶりの盗塁王に。
島田海吏
キャリアハイとなる試合に出場。持ち前の俊足を生かして21盗塁を記録した。バットでも得点圏打率とチャンスでの強さを発揮した。