2020年のプロ野球を振り返る
さてコロナで大変だった2020年シーズンが終了しました。(とっくに終わっとるわ)
世界一あてにならない2020年順位予想
— エディ (@fkdm8) 2020年1月31日
セ パ
1 巨人 1 ソフトバンク
2 中日 2 楽天
3 阪神 3 西武
4 広島 4 ロッテ
5 横浜 5 オリックス
6 ヤクルト 6 日ハム
順位予想は中途半端な結果になりました。面白くないなあ…
1位 巨人
リーグ連覇を達成。予想通り菅野が最多勝、最高勝率のタイトルを獲得し復活。2年目の戸郷は9勝を挙げ新人王争いに絡むほどの活躍を見せると、楽天からトレードで移籍してきた高梨もリリーフでフル回転。野手は"サカマルオカ"の3人はもちろん、正捕手となった大城も攻守に貢献。まさに圧倒的な強さでのリーグ優勝だった。菅野のメジャー移籍が可能性大だが、来季こそパを撃破できるか。
2位 阪神
開幕4カードで2勝10敗と最悪のスタートながら生え抜きの近本・大山の活躍などで徐々に調子を上げ、なんだかんだで2年連続のAクラス入り。大山に関しては昨年の2倍となる28本塁打を放ち、岡本や村上らとともにタイトルを争った。PJ・ドリスのメジャー移籍で大幅な戦力低下が予想されたがスアレスやサンズなど新外国人選手の乱獲もハマった。
3位 中日
8年ぶりのAクラス入り。戦力的に見れば数年前にAクラス入りしていてもおかしくなかったのでは。攻撃力は昨年と比べて若干低下したものの、投手陣が安定感を発揮した。福・祖父江・マルティネスのリリーフ陣は鉄壁。先発も45イニング連続無失点を記録し、沢村賞を受賞したエース・大野雄大が圧倒的な投球を見せた。石川や根尾など楽しみな若手野手も多く、将来性を感じさせる。
4位 横浜
なんといっても首位打者に輝いた佐野。開幕前は「筒香移籍の穴は大きいだろう」なんて言ったものの、その穴にタワーマンションが立った。梶谷・オースティン・ソト・宮﨑など攻撃力は申し分ないが、今永・平良の離脱や山﨑康晃の不調など投手陣に少し安定感が足りなかったか。
5位 広島
3連覇から一転、2年連続Bクラス入り。9年ぶりの5位に転落となる苦しいシーズンとなった。ジョンソンの不振、開幕投手大瀬良の故障による戦線離脱など投手陣が計算できなかった。ルーキーの森下がフル回転で防御率1点台という素晴らしい成績を残したが、その反面で1年目からの投げすぎによる影響が出ないか来季以降少し不安もある。一方、野手は坂倉や大盛などの若手野手が結果を残し、将来に向けて明るい光となった。
6位 ヤクルト
1番の失敗は外国人補強だろう。イノーア・クック両投手はともに戦力になることができなかった。野手に至ってはエスコバー1人のみという補強に不安を感じたが、それが案の定的中。神宮を本拠地としながらも僅か1本塁打に終わった上、最も期待されていた守備では12球団最低レベルと精彩を欠いた。投手陣は言うまでもない状況であるが、村上に青木、今季不調ではあったが山田という打線のコアが健在なうちに塩見・廣岡辺りの若手が一本立ちし、まともに外国人選手の補強をすれば一気にAクラス入りする力は十分にあるのでは。
1位 ソフトバンク
デスパイネ・グラシアルの主軸キューバコンビの来日が8月までズレ込みながらもロッテと首位争いを繰り広げていたが、10月には12連勝を含む22勝4敗1分と一気にスパートをかけてリーグ優勝を決定づけた。強力打線は当然ながら、12球団で唯一のチーム防御率2点台(2.92)はまさに暴力的。日シリは2年連続で巨人を4タテ。ポストシーズン12連勝というもはや理解不能な域まで達した。シリーズ後に再び惨敗した巨人がやたらと煽られていたが、シーズン終盤はパの他球団も圧倒されていたのも事実。
2位 ロッテ
単純に戦力を見るとそこまでに感じるものの、4年ぶりにAクラス入り。2015年の阪神とイメージが被る。シーズン中にトレードで加入した澤村や若手の力でシーズン中盤までソフトバンクに肉薄した。ただチーム打率は.235と12球団最低の数字であり、ラグーンがありながらの90本塁打は寂しい。念願のリーグ優勝には打線強化が不可欠。
3位 西武
昨季までのウリであった山賊打線は鳴りを潜めた。秋山のメジャー移籍によって打線の弱体化は懸念されていたが、その想像以上に影響は大きくほぼ全員が成績を落とす形に。例年通り先発陣の台所事情は厳しかったが、森脇・ギャレット・平良・増田などリリーフ陣が踏ん張り終盤追い上げを見せた。
4位 楽天
牧田・鈴木・ロメロなどの補強により優勝候補にも挙げられていたが、結果的にはAクラスすら逃すことに。開幕から打線が絶好調で一時は首位に立っていたものの、8月中旬あたりから徐々に調子を落としていった。涌井が11勝を挙げたが、則本・岸・松井の主力投手らが期待通りに働くことが出来ず苦しんだ。
5位 日本ハム
西川や中田・宮西など中堅・ベテランの主力選手は結果を残したが、その脇を固める選手が安定しなかった。投手も野手も若手の突き上げがいまひとつで、投打の軸となる選手の育成が急務。有原と西川がメジャー移籍で居なくなるであろう来季が心配。
6位 オリックス
開幕直後にいきなりロッテに6タテを喰らうなどチーム状況は泥沼。西村監督が8月に辞任し代行監督は中嶋聡が務めた。それでも状況が大きく変わることはなく2年連続の最下位。MLB通算282本塁打の実績を提げて入団した"本物"ジョーンズも期待外れに終わり、またしても山本・吉田の2人がチームを引っ張るシーズンとなった。
とまあなんとなく今季を振り返ってみました。コロナ次第ですが来季こそいつものように野球が楽しめるといいですね。
栗原陵矢(2020) 【パワプロ2020 パワナンバー】
パワナンバー 13500 01135 68562
栗原陵矢(1996年7月4日生)
福井県立春江工業高等学校-福岡ソフトバンクホークス (2015-)
2020年成績 118試合 .243 17本 73打点 OPS.727
高い打撃センスを見せる若手野手。6年目にして初の開幕スタメンを勝ち取ると、いきなりサヨナラ打を放ち存在感を見せつける。以降も好調をキープしシーズンを通して強力ソフトバンク打線の主軸として起用された。日本シリーズでは初戦に巨人、菅野から先制2ランを放つなど3安打4打点。続く2戦目には日本シリーズタイ記録となる1試合4安打を記録するなどの大暴れでMVPに選ばれた。
山田哲人(2020) 【パワプロ2020 パワナンバー】
パワナンバー 13000 71163 86882
山田哲人(1992年7月16日生)
履正社高等学校-東京ヤクルトスワローズ (2011-)
2020年成績 94試合 .254 12本 52打点 OPS.766
ミスタートリプルスリー。開幕戦の第一打席でいきなりホームランを放ち最高のスタートを切ったかに見えたが、なかなか調子が上がらずに7月下旬には上半身のコンディション不良によって登録を抹消された。その後も本領発揮とはならずに出場試合数は100試合を下回り、レギュラー定着後として自己最低の成績に終わった。なおシーズン中にFA権を取得したものの行使せず。7年総額35億円の大型契約を結んでヤクルト残留が決定した。
近本光司(2020) 【パワプロ2020 パワナンバー】
パワナンバー 13100 41113 36008
近本光司(1994年11月9日生)
兵庫県立社高等学校-関西学院大学-大阪ガス-阪神タイガース (2019-)
2020年成績 120試合 .293 9本 45打点 OPS.759
虎のリードオフマン。2年目の今シーズンは昨年と同様に『2番センター』として開幕スタメンに名を連ねた。しかし開幕直後は絶不調で打率1割台と落ち込み、2年目のジンクスかと思われたが7月後半から徐々に復調。結果的に昨年を上回る打率.293を残し、2年連続の盗塁王にも輝いた。打撃だけでなく守備でも高い貢献度を見せており、12球団のセンターでは圧倒的なUZR19.2(2位の柳田は3.6)という数字を残した(両翼の守備範囲がアレなのも影響していますが)。
査定について
プルヒッター
基本的に打球は引っ張り傾向で通算18本塁打のうち逆方向への本塁打は昨年に横浜スタジアムで山﨑康晃から放った1本のみ。
カット打ち
打数が多いのもありますがファウル数が多い。昨年に比べ三振数も大きく減少。
守備
まずデフォの守備能力は話になりません。ほぼ昨年の査定ということを差し引いても守備力(F38)は当然ですが肩(E41)も低すぎるので…。
大山悠輔(2020) 【パワプロ2020 パワナンバー】
パワナンバー 13100 01153 31810
大山悠輔(1994年12月19日生)
つくば秀英高等学校-白鷗大学-阪神タイガース (2017-)
2020年成績 116試合 .288 28本 85打点 OPS.918
覚醒した主砲。昨年は主に4番を務めたが、今年はファーストを守るボーアの獲得により弾き出される形で開幕スタメンを逃した。開幕から代打起用が中心となっていたがサードのマルテが故障したことにより、再び4番に座ると好調さをキープし本塁打と打点を量産。巨人・岡本と共にシーズン最終盤まで本塁打タイトルを争った。3本差で惜しくも届かなかったが昨年の2倍となる28本塁打を記録。伸び悩む阪神若手野手の中でひとり入団から4年間本塁打数を伸ばし続けている。
査定について
弾道4
ライナー性の当たりも多いので本当は弾道3にしたかったんですが、それだと本塁打数があまりにも少なくなるので弾道4に。
守備
体重を増やしたことで範囲が狭まった分、捕球での失策が減ったので守備力Down、高速チャージ無し、捕球Upで調整しました。送球が乱れるケースがちょくちょく見られたので送球BからCに。
アウトコースヒッター
ジェリー・サンズ(2020) 【パワプロ2020 パワナンバー】
パワナンバー 13200 31112 16914
ジェリー・サンズ(1987年9月28日生)
スミスフィールド・セレマ高等学校-カトーバ大学-ロサンゼルス・ドジャース (2011-2012)-タンパベイ・レイズ (2014)-クリーブランド・インディアンス (2015)-シカゴ・ホワイトソックス (2016)-サマセット・ペイトリオッツ (2017)-ネクセン・ヒーローズ-キウム・ヒーローズ (2018-2019)-阪神タイガース (2020-)
2020年成績 110試合 .257 19本 64打点 OPS.814
昨シーズンKBOで打点王のタイトルを獲得したが交渉がまとまらずに来日した助っ人。開幕は2軍で迎えたものの1週間ほどで低調な打線の起爆剤として1軍に昇格。即スタメンで起用されると、9回2アウトの場面でクローザー・山﨑康晃から初ヒットとなる逆転3ランを放ち鮮烈なデビューを果たした。7月中旬からクリーンアップに座ると、アベレージを残しながら本塁打・打点を共に量産。特にチャンスに強く一時期は5割近い得点圏打率を残していた。しかし10月・11月は.201 1本 7打点と大きく調子を落とした事でゴメス以来6年ぶりの外国人選手20本塁打には届かなかった。来シーズンの残留は確実的。
大野雄大(2020) 【パワプロ2020 パワナンバー】
パワナンバー 13600 21142 10447
大野雄大(1988年9月26日生)
京都外大西高等学校-佛教大学-中日ドラゴンズ (2011-)
2020年成績 20試合 148.2回 1.82 11勝6敗 148奪三振
昨年自身初の最優秀防御率を獲得し復活を果たした竜のエースは、2017年以来3年ぶりに開幕投手を務めるも序盤は1ヶ月以上勝ち星が付かず。それでも7月以降は安定感抜群でシーズン初勝利を挙げた7月31日から9月1日にかけて6試合連続完投で5連勝、さらに9月22日から10月22日にかけてセ・リーグ歴代5位となる45イニング連続無失点を記録し再び5連勝とまさに圧巻のピッチングを披露。ルーキーの広島・森下との争いを制し2年連続となる最優秀防御率を獲得。さらに自身初の最多奪三振も獲得し、チームとして実に8年ぶりのAクラス入りに貢献。また、シーズン中にFA権を取得したが、先日行使せずに3年9億円(+出来高)で残留することが発表された。
自身初の沢村賞を受賞した。
青柳晃洋(2020) 【パワプロ2020 パワナンバー】
パワナンバー 13400 51191 73237
青柳晃洋(1993年12月11日生)
神奈川県立川崎工科高等学校-帝京大学-阪神タイガース (2016-)
2020年成績 21試合 120.2回 7勝9敗 88奪三振
変則のサイドスローでゴロを打たせるグラウンドボールピッチャー。初の規定投球回に到達した昨年に続き2年連続で開幕ローテ入りすると、安定した投球を披露。しかし8月に入り徐々に調子を落としだすと、無援護と不調が重なったことで9月は白星が付かない苦しい時期となった。それでも福原投手コーチからのアドバイスでプレート位置を一塁側に変更。苦手としていた左打者への対策が功を奏し10月に復調。最終登板で規定投球回に到達した。